【エンドポイント実態調査2023】エンドポイントセキュリティ -全国の情シス1109名に聞きました-

はじめに

「エンドポイント」とは、PCをはじめとするネットワークに接続された終端装置のことを表し、広くはPCだけでなくプリンターや、ネットワーク機器なども含む用語です。ITセキュリティの文脈においては、主にユーザーが操作する端末、つまりPCやスマートフォン、タブレットなどを指します。近年、テレワークや在宅勤務とオフィス勤務を併用するハイブリットワークといった働き方が広まったことで、エンドポイントは社内ネットワークだけでなくさまざまな場所に存在するようになりました。

このような変化とともに、エンドポイントに求められるセキュリティ対策も変わりつつあります。従来通りの対策だけではなく、働き方改革やクラウドシフトなどの環境変化にあわせ、改めてエンドポイントにおけるセキュリティ対策の見直しを進めている企業・団体も増えてきました。

そこで、ソリトンシステムズはセキュリティソリューションを開発・提供する立場から、2023年度の『「エンドポイントセキュリティ」実態調査』を実施しました。このアンケート調査の結果を分析したところ、エンドポイントセキュリティに関するソリューションの導入動機や抱えている課題、選定する際のポイントなどが見えてきたため、これらの情報をまとめて解説します。

企業エンドポイントの企画・導入・運用をされている情報システム部門の担当者様、お客様に関連システムを提案されているインテグレーター様の日々の活動の一助となりましたら幸いです。

目次

項目別レポート

1. 情報システム部門が抱えている課題・悩み
2. 過去のインシデント発生状況と脅威に思うこと
3. 利用する業務端末種別 ～これまでとこれから～
4. PC端末に関連するソリューションの導入計画
5. PCログイン認証の導入動機と選定ポイント
6. ID/パスワード認証と顔認証の印象の違い
7. 端末操作ログ取得・業務可視化の導入動機と選定ポイント
8. 来期の端末関連ソリューションの投資状況

インターネット調査の概要

調査概要

調査名

エンドポイントセキュリティ実態調査2023

調査対象

情報システムを担当しており、クライアント端末の調達・運用や、それに関連するシステムの導入・更改に関わりのある方

調査方法

インターネット調査

調査期間

2023年4月1日 ～ 2023年4月15日 

回答者数

1,109名

• 従業員規模50人以上200人以下 : 278名
• 従業員規模200人以上1,000人以下 : 282名
• 従業員規模1,000人以上5,000人以下 : 279名
• 従業員規模5,000人以上 : 270名

回答者の属性

男女比

業種

長らく、セキュリティ対策と利便性はトレードオフの関係にあると捉えられてきましたが、ソリトンシステムズは「セキュリティと利便性の両立」を掲げ、それを実現するさまざまなソリューションの開発に注力しています。

今回の調査では、セキュリティソリューションを開発・提供する立場からエンドユーザーの声を聞いて今後の活動につなげる意図がありましたが、期待以上の興味深いデータが得られたと感じています。データを見たり分析したりするなかで「考えが間違っていなかった」という裏付けになるケースもあれば、もともと持っていた印象とは異なる結果が出たことで、客観的なデータを取得する重要性を再認識することもできました。今後もぜひ、こういった調査活動は続けていきたいと考えています。

エンドポイントのセキュリティに課題を感じているお客様は、思った以上にたくさんいらっしゃるようです。人的リソース不足という根本的な課題も浮き彫りになったなかで、ソリトンシステムズは、そのようなお客様を支援するためのソリューションと体制が整っています。

また、今回の調査結果は弊社の販売パートナー様をはじめ、エンドポイントソリューションに関わる皆様にもご活用いだけるものになっているかと思います。本記事のようなアウトプットを通して、さまざまなところでお役立てていただければ幸いです。

調査データの引用について

・本サイトに掲載している調査結果・図版は、出典元として「ネットアテスト(https://www.netattest.com)」を明記いただくことで引用できます。

・ご利用に際してのご連絡は、事前・事後ともに不要です。

・今後のビジネスの検討や、ウェブ記事・プレゼンテーション・企画書内で示す補足データとして是非ご活用ください。