イベント報告

「DISわぁるど in 長崎」出展レポート|安全性と利便性を両立したセキュリティで地域企業の成長を支える

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全国96拠点を展開し、「顔の見えるディストリビューター」として幅広いICTプロダクト、ソリューションを販売するダイワボウ情報システム株式会社(以下、ダイワボウ)様。同社が主催し、株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)が例年参加している大規模展示会「DISわぁるど」が、2024年度は長崎県長崎市の出島メッセ長崎で開催されました。

長崎で開催された今回は、100社を超えるITベンダーが集結。長崎県内だけでなく近隣の県や遠方から訪れた多くの来場者に対し、自社プロダクトを紹介していました

この記事では、イベントの概要や当日のソリトンブースの様子、出展を通して得た手応えなどについてお伝えします。

地方都市での開催で地域とITをつなぐ「DISわぁるど」

DISわぁるどは、東京や大阪といった大都市ではなく、地方都市で年1回、開かれるのが大きな特徴です。主催であるダイワボウ様は、「地域密着営業」を基本理念としており、北海道から沖縄まで、日本全国に96拠点を展開。大都市だけではなく、人口や経済の規模が大きくない地域に属する企業、自治体などとも密にコミュニケーションを取り、課題解決のためのソリューションを提供しています。

DISわぁるどの目的は、地域企業に貢献する取り組みの一環として、各地域の方に最先端のテクノロジーとそれが生み出すプロダクトを紹介し、全国的なDXへとつなげることです。

では、実際にどのような来場者がいらっしゃったのでしょうか。ソリトン 福岡営業所 営業グループの中里 幸代は、次のように振り返ります。

“長崎は、造船や発電向けタービンの大規模な工場があることから、製造業が多いような印象があったものの、本イベントの業界・業種に偏りはなく、さまざまな業種の方がいらっしゃっていた印象です。企業の担当者はもちろん、自治体の方も足を運ばれていました。”

ISMAP登録の認証ソリューションと最新のネットワーク分離ソリューションを紹介

ソリトンは、本イベントで「Soliton OneGate」と「Soliton SecureWorkspace」を中心に紹介するブースを設営しました。

Soliton OneGate

クラウドサービスへのログイン時に強固な多要素認証を実施でき、運用性にも優れたクラウド型認証強化ソリューション

Soliton SecureWorkspace

PC上に隔離領域を作成し、ブラウザや各種アプリケーションを安全に利用できる環境を構築するインターネット分離ソリューション

近年では働き方改革の一環としてテレワークが増えており、リモートアクセスを行う機会も少なくありません。便利になる一方で、ネットワークの経路が拡張されることは攻撃者の標的が増えるということにもつながります。そのため、強固なセキュリティ対策が求められるのです。

また、自社に加えて関連会社にも適切なセキュリティ対策を導入することが求められます。例えば長崎で盛んな製造業では、サプライチェーンの中で複数の企業と関わるため、それぞれの企業に対して適切な権限設定が必要となるでしょう。

具体的には、ネットワークを利用するための入口となる「認証」と、重要資産である「データの保護」が解決策となります。イベント当日では、Soliton OneGateとSoliton SecureWorkspaceが、先に述べた必要な対策を実現するソリューションであるとご紹介しました。

こうした点を訴求するためのブースの工夫について、ソリトン パートナービジネス本部 パートナー推進1部の佐藤 菜緒は、次のように説明します。

“ブースの目立つところにモニターを置き、そこでSoliton OneGateのCMを流し続けて、来場者の方々に見てもらえるようにしました。こうしたCMは、短い時間でSoliton OneGateの強み、確保できるセキュリティを簡単に理解できるため、多くの方が関心を持つきっかけとなっています。

また、ISMAPに登録されたことも関心をもっていただけますので、積極的にアピールしました。” 

ISMAPとは「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度」のこと。政府が求めるセキュリティ要求を満たしていると認定されたサービスのみ、取得できるものです

Soliton OneGateは、国産のIDaaSとして初めてISMAPに登録されました。ガイドラインでセキュリティ要件が詳細に決められている医療機関や自治体などで、認証の需要がますます高まっていくことが見込まれるなか、安心感をもっていただけるトピックです。

また、新しくリリースしたソリューションであるSoliton SecureWorkspaceも、Soliton OneGateとともに重点的に紹介しました。Soliton SecureWorkspaceは、隔離領域からローカル領域へのコピーを禁止。さらに、WindowsのPC上に作成した隔離領域内でOfficeソフトなどを利用することで、データ保護を叶えるソリューションです。そのため、ユーザーにとっては通常のWindowsと同様の馴染みあるインターフェースで仕事ができ、管理者にとってはネットワーク内にある重要情報が漏れるリスクを減らすことができます。

佐藤は、Soliton SecureWorkspaceの特徴について次のように説明します。

“Soliton SecureWorkspaceは、従来あった「WrappingBox」というプロダクトを内容、名称とも大きくリニューアルする形で2024年秋にリリースしたばかりです。Windowsライクな画面で、普段の業務で使っているようなUIや操作感を維持しつつ、セキュアなネットワーク分離を実現できます。”


















「1人情シス」に悩む地方企業の課題解決を支援するソリトン

ソリトンを訪れた情報システム(以下、情シス)担当者様のうち、知見や人手不足に強い課題感を持たれている方が特に目立ちました。企業や自治体では、全体の情報システム管理を1人で行う「1人情シス」状態となっていることも珍しくありません。このような体制となっている場合、セキュリティ対策を推進したくても人手不足で断念してしまうことがあります。また、地方企業で1人情シスとなると、慢性的な人手不足により、情シス担当者が他の業務を任されることもあるため、情報収集に時間を割くことも容易なことではありません。

中里は、1人情シスとなっているような地方企業に対して、次のようなメッセージを送ります。

“ソリトンは、1人情シスの企業や自治体に対して、適切なソリューションの提案と伴走を行ってきた実績があります。今回ご紹介したSoliton OneGateやSoliton SecureWorkspaceについても、ソリューションを提供して終わりではなく、立ち上げサポートや運用支援、業務環境に合わせた追加のご提案も継続して実施可能です。

ダイワボウ様と同様、ソリトンも全国に拠点を展開していますので、構築・運用面でのお悩みがある場合もサポートを実施いたします。” 

地方企業のDXを加速する。ソリトンが担う役割と今後の展望

DISわぁるど in 長崎はソリトンのブースに限らず、すべてのエリアでたくさんのお客様であふれていました。地域や業種を問わず、多くの企業・自治体がDXをさらに進めていかなければならないと感じ、また取り組んでいることが感じられるイベントでした。

こうした中で、ソリトンが提供できる価値について佐藤は次のように答えます。

“セキュリティは大切ではあるけれども難しい、という先入観を持たれる方は少なくありません。大切な情報を守るためには、複雑なシステムになってしまうと連想してしまうからでしょう。また、実施したいという強い思いがあったとしても、知見や人的リソースがネックとなって対策を諦めてしまう方もいらっしゃると思います。しかし、ネットワーク経路や業務で関わるメンバーが拡大した現在では、セキュリティを疎かにすると事業存続にも関わるようなインシデントが起きるリスクが高まってしまいます。地方においても、セキュリティはDXを推進するための欠かせない基盤です。

ソリトンは、エリアや業界・業種問わず、企業のネットワークセキュリティをご支援してきた実績があります。その知見を活かし、企業の課題、要件に合わせたソリューションのご提案や伴走支援が可能です。今後も、普段の業務はもちろん、こうした地方の展示会イベントにも積極的に参加し、より多くの企業をご支援したいと思っています。

もし、セキュリティに関するお悩みをお持ちであれば、対策を諦める前に、まずは一度弊社にお問い合わせいただければと思います。詳細な課題感をヒアリングした上で、最適な解決策をご提案いたします。”

ITプロダクトのマニュアルは英語のケースもあるなか、国産メーカーであるソリトンは日本語のマニュアルをご用意。国内でセキュリティに悩む企業、組織の方々に役立つソリューションを今後も提供していきます。

今後も各イベントに出展予定です!

ソリトンシステムズは、幅広い分野でご活用いただけるソリューションをご紹介すべく、今後も様々なイベントに出展予定です。

皆様のご来場、ご参加を心よりお待ちしております。

ソリトンの出展情報はこちらからご確認いただけます。

記事を書いた人

ソリトンシステムズ・マーケティングチーム